変形性膝関節症のリハビリテーション

変形性膝関節症について

変形性関節症の中でも、特に膝関節症は当院でも多く来院させる疾患になります。

膝の関節内にある軟骨がすり減ってしまい、骨同士が刺激を受け骨棘といういわゆるとげが出来てしまったり骨が変形してしまう病気になります。

症状のは、朝起きる時や椅子から立ち上がる時、歩き初めに膝が痛い、正座が出来ないなどが多いです。また膝が腫れたり、酷い場合は関節内で炎症を起こし水が溜まることもあります。また膝の痛みの為に周辺の筋肉でこむら返りを起こしたりいわゆるO脚のように変形してしまうことも多く見られます。

こんなお悩みの症状はありませんか?

  • 椅子からの立上りや、歩き始めに膝が痛む
  • 階段の上り下り、特に階段を降りるのがつらい
  • 年に数回、膝が腫れる(水がたまる)
  • 動かし初めに膝が伸ばしづらい・曲げづらい
  • 鏡で見ると膝が外側にずれている
  • O脚が進んで膝を曲げるとガクガク音がする
  • 腰が左右にぐらつく

など膝の痛みや足全体の軸のズレから痛みや症状は全身あちこちに及んでしまいます

変形性膝関節症の進行について

変形性膝関節症の進行度

(初期) 骨の周囲が硬化したり,骨棘(骨のとげ)ができてくる
(進行期) 少しずつ軟骨のすり減り,関節の隙間が減少する
(末期) ほぼ軟骨はすり減ってしまい,骨と骨がぶつかる

 

変形性膝関節症と診断された方の一番の悩みは痛みになります。早めに痛みを改善することが歩行や膝関節への負担を減らします。放って置かずに早めにご相談下さい

らいおんハートのリハビリ方針

らいおんハートのリハビリテーションでは3つの柱で変形性膝関節症の症状の改善を目指していきます

  1. 膝関節のモビライゼーション
  2. 運動療法による筋力トレーニング
  3. テーピングによるアライメント矯正

1.膝関節のモビライゼーション

MPF療法」という特殊リハビリマッサージ技術を用いて、痛みの原因となる血液循環が悪くなっている筋肉に対して、個々に合わせた適切な刺激を入れ、症状の改善を図っていく治療法です。

スタッフ加藤

2.運動療法による筋力トレーニング

  • 膝の変形や痛みがある方は、痛いから力が入らない→動かない、歩かない→筋力が弱くなる→軟骨がさらにすり減る→さらに痛みが強くなるという悪循環になっているケースが多く見られます
  • 運動療法を行う事によって、運動療法を行う→力が入るようになる→動けるようになる→筋力が戻ってくる→軟骨を保護してくれるという好循環になります。
  • 更にテーピングと組み合わせて正しい筋力トレーニングを行う事により、大腿四頭筋や内転筋群など弱っている筋肉を活性化し、歩くことで膝関節を安定させ、筋力をつけることを目標にしていきます。
  • 歩き方を見直すことで膝の症状を落ち着かせ改善させていきます。

 

 

 

 

 

3.テーピングによるアライメント矯正

  • テーピングにより大腿四頭筋や縫工筋、内転筋群など弱っている筋肉を活性化促通し、膝関節を安定させる役目があります。
  • また大腿骨と脛骨や腓骨のねじれやO脚、姿勢のずれを正常な位置に矯正することで、ずれが少なくなりバランスが整ってくるので立った時の痛みや歩いた時の痛みも軽減することが出来ます。

 

 

 

 

 

ひとりで悩まず早めにご相談下さい!

膝の痛みは「将来歩けなくなるのではないか」「手術しないといけないのでは」との患者さまの不安も大きくなりやすいです。今までも痛くなっても何とかなっていたから、我慢すればなどで皆さん症状が悪化していくケースが多いです。と同時に「もう年だから」「ずっと痛いから仕方がない」などあきらめている方も多いです。お薬はもちろんですが、リハビリによる筋力トレーニングやテーピングなど膝の痛みを軽減していくよう様々なアプローチを行っております。まずは早めにご相談下さい